今回は2023年3月の実績を公開していきます。
私は2020年11月から積立NISAをはじめました。
2020年、2021年、2022年と満額の40万円を積立て、今年で3年目となります。
合計で120万円の積立てを行なって来ましたので、長期投資のコツやお勧めの書籍なども紹介していきたいと思います。
「積立NISAを始めたいけど不安な方」、「積立NISAを始めたばかりの方」、「単純に29ヶ月目の損益が気になる方」は是非最後までご覧ください。
では、早速見ていきましょう!
積立NISA29ヶ月目の運用実績
29ヶ月目の運用実績は1,553,299円になりました。
今までに投資した額は1,300,300円。
含み益が206,799円。損益率が+19.46%です。
1年間の平均リターンは3~7%と言われているので大きく超えていることがわかると思います。
投資詐欺界隈で「月利30%の利益」という謳い文句を見る事があります。
これは一ヶ月で30%の利益が出ると言うことなのですが、そんな投資商品は世界の何処を見ても存在しません。
もし、そんな投資商品ががあるならみんな買っていますよね。
万が一でも「月利30%の利益が出る」投資商品があったとしても
一般庶民である私たちに話が振ってくる訳がありませんね。
それに、投資の神様と言われているウォーレン・バフェットでさえ「年利20%」と言われています。
大きな資産を築くためには大きな損失を減らすことが大切です。
ウォーレン・バフェットの名言の1つに「ゆっくりお金持ちになりなさい」と言う言葉があります。
短期的に資産を増やそうとして投資詐欺の被害に遭ったり高額な投資商材を買っていてはお金持ちには一生なれません。
お金の正しい知識を身につけて“ゆっくりお金持ちになりましょう”
先月との比較
次に2023年2月と3月の運用実績の比較をしていきます。
こちらの画像が2023年2月の運用実績です。
こちらが比較した表になります。
2023/2 | 2023/3 | |
投資額 | 1,300,300 | 1,300,300 |
運用額 | 1,507,099 | 1,553,299 |
含み益 | 206,799 | 252,998 |
リターン | 15.9% | 19.46% |
2月と3月の投資額が同じなのは2月の運用実績のブログを作成している時点で3月分の積立てまで終わってしまっていることが原因です。
全体的に3月の運用成績が良いことがわかると思います。
要因としては2つ考えられます。
- 米国インフレの沈静化
- 市場が今年中に利下げを折り込み始めている
2022年から始まった利下げですが米国のインフレは着実に下がってきています。
一時、9.1%まで上がっていましたが、2023年3月では6%までインフレを下げることに成功しています。
このことにより市場参加者の中で「FRBは利上げを終了するのではないか」や「年内に利下げを貸しするのではないか」と考える人が多くなりました。
その期待から株価が上がったと考えられます。
また、3月は米国大手銀行の経営破綻によって投資家に大きな影響を与えました。
FRBが米国銀行の経営破綻を予想していたかはわかりませんが、利上げ終了時期の判断材料の1つになったことは間違いありません。
5月に開催されるFOMCに注目が集まる
ちなみに次にFOMXが5月2日に開催されます。
最大の焦点は0.25ポイントの利上げが行われるのかどうかということ。
下の表は次のFOMCで市場参加者が織り込んでいる利上げ予想を表しています。
左が4.75-5.00、右が5.00-5.25。
つまり51.6%の人が利下げも利上げも行わないと予想し、48.4%の人が0.25の利上げを織り込んでいます。
この予想は日々変化するものですが、現時点では半分の人が利上げストップを考えているようです。
積立NISA民には関係ない話
米国のインフレについて話しましたが、積立NISA民にはあまり関係ありません。
利上げしようが、利下げしようがやることは1つ。
毎月決まった金額を積み立てるだけです。
投資銘柄について
次に私が投資している銘柄について紹介します。
私が投資しているのは2つ。
S&P500とオールカントリ―です。
現在はオールカントリ―飲みに積み立てています。
積立NISAを始めた当初はどちらに投資しようか迷っており、「どっちにも投資しちゃえ!」という感じだったと思います。(すごい適当)
ただ、悩んでいたらいつまでも投資ができずじまいだったと思うので「投資しながら考える」ことができてよかったです。
そして、結果的にはS&P500も50%近くの利益が出ているので、まったく後悔はありません。
また、オールカントリ―の投資額が100万円を超えました。
月に3.3万円を積み立てることで100万円以上になったことは、投資を継続していくうえで自信になりました。
毎月3.3万円を投資に充てるのは決して少なくない金額だと思います。
そのため、個人的には小額から投資を始めて徐々に投資額を大きくするのが良いのではないでしょうか。
理由は「日々の資産の上下に慣れること」と「リスクを取り過ぎないこと」があげられます。
始めて投資をする人にとって「資産が上下する経験」というのはいままでの人生でなかったと思います。
大きな金額を投資するということはその分、値動きも大きくなります。
その値動きに耐えられなくて積立NISAをやめてしまったという話も聞いたことがあるので、まずは小額から始めましょう。投資額を増やすことはあとでいくらでもできますよ。
資産推移について
下のグラフは私が積立NISAを始めた2020年11月からいままでの資産推移になります。
青色の直線が投資額、水色のグラフが運用額になります。
私が投資を始めたころはコロナショックがすごい勢いで回復している時期でした。
そのおかげもあって資産がどんどん増えていたように感じています。
正直、「投資って簡単じゃん」と思っていた時期もありました。(コロナショックをもろに食らっていたら今頃投資やめていたかもしれません。)
2022年から米国の利上げが開始され、今まで体験したことがないくらい株価が下落していきました。
それに伴い、私の資産もどんどん減っていきましたが、そのころには長期投資についての知識が身についていたので淡々と積立を続けることができました。
今振り返ってみると2022年で資産が大きく減っているように感じていたのですが、グラフで見るとあまり変化がないのが不思議ですね。
長期投資にお勧めの書籍2選
どちらも良書なのでこれから投資を始める方や、始めたばかりの方には必ず読んでいただきたいです。
簡単にどのようなことが書かれているか紹介したいと思います。
お金は寝かせて増やしなさい
まず始めに紹介するのは「お金は寝かせて増やしなさい」です。
これはインデックス投資家にはおなじみの水瀬ケンイチさんによって書かれたものです。
特徴を以下にまとめました。
私も投資を始めた時はもちろん、長期投資することに自信がなくなったときに何度も読み返して復習しています。
投資にはさまざまな手法がある中でなぜ長期投資を勧めるのかが詳しく説明されています。
そのため、積立NISAとの相性も良いですし、納得した状態で開始することが出来ると思いますよ。
ほったらかし投資術
2冊目は「ほったらかし投資術」です。
こちらは水瀬ケンイチさんと経済評論家の山崎元が共同で書かれたものです。
簡単に特徴を紹介します。
この本の最大の特徴は売却時の注意点まで書かれていることです。
今まで投資書籍は投資の始め方や運用中の事が多く書かれていましたが、売却時の解説がないものがほとんどでした。
この本では投資開始時、運用時、売却時の注意点や解説がわかりやすく書かれているので、一度は読んでおきたい本です。
資産の売却は何十年後かの話にはなるかもしれませんが、いまから知識を身につけておき、いざというときは慌てずに本書に書かれていることを実践すれば間違いありませんね。
以上、私がお勧めする長期投資をするための書籍2選でした。
まとめ
今回は運用期間29ヶ月目の運用実績を公開してきました。
運用額が150万円を超え、リターンも19%まで回復しました。
3月はインフレの沈静化と市場参加者の今年中の利下げ予想によってS&P500などの株価が上昇する月となりました。
個人的には今年中の利下げはないと思っていますが、確実にインフレ退治の終わりは見えてきていると感じます。
早く米国の上昇相場が始まって、資産が増えてくれることを願っています。
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